この手の車では、速い遅いは気になる所ですが、
筑波のラップタイム等比較すると同等クラスの中で特に遅いという事は無さそうです。
同等クラスというのは、
マーチ、フィット、デミオ等の排気量が1.5ℓの車両を指します。
スイスポは車両のサイズ感は似ていますが、1.4ℓターボ車なので、
クラスは1段上といった位置付けになります。
ヴィッツRS等が同等クラスで著しく劣る車では無かった為、
それをベースとするヴィッツGRも同様に特別速くなったり、
遅くなったりというのは無い様です。
GRって宣伝するのに、速さは据え置きですというのもどうなのか?
と思いますが・・・。
実際にちょっとだけ、全開加速してみましたが、
うーん・・・踏み込んでも思った以上に加速して行かない様な・・・。
スルスルと走ってる様な。
エンジンはスムーズに回りますがトルク感が薄く、引っ張る感覚はそれほど強くありません。
あと、せめて10~20psくらいあると全然違ってくると思うのに残念です。
散々、パワーが無いとは言っていますが、
ワインディングを流して走る分には問題ない走行性能で、
コーナリング速度は抜群に速く、直線加速では圧倒的に遅い、そんな感じです。
シャシー性能が高められている事と、サスペンションのセッティングがレベルが高い為、操縦性は高く安心してドライブを楽しむ事が出来ます。
また、NCP131ヴィッツは4輪ディスクブレーキを備え、ABSが非常に優秀です。
その為、旋回ブレーキングでもライントレース性が高く、ウエットでも安心して攻める事が出来る車です。
ヴィッツGRは、シャシー性能と制動性能が動力性能を大きく上回る車です。
走行限界は高いので、性能を絞り出して走る事が出来れば、遅い車とは言えません。
直線番長な方には物足りない車ですが、横Gを感じながらワインディングをハイペースで走りたいという方ならすごくお勧め出来ます。
是非、お試しください。
追伸
TRCを解除するとエンジンレスポンスが上がる様な気がします。
通常はTRC制御が入り、エンジンレスポンスを落としているのかもしれません。
本件は、後日、検証します。