最近、色々不満めいた事を書いていたりしますが、
実は、この車、結構気に入っています。
ヴィッツは元々使い勝手が良い車両なので、ヴィッツGRならではのポイントをピックアップしたいと思います。
①適度に固められた足回り
ヴィッツGRは今話題のザックス製ダンパーを装着しています。
ザックスはモータースポーツで培った技術を用いて、欧州で高級車などに純正採用されるサスペンションメーカーです。
欧州で一番とは思いませんが、細かい要望に応えられる技術のある会社な様です。
今回の採用は、国内企業のKYBやショーワだと部品単価が高く、性能のコストバランスが取れないのが原因と思われます。量産車であれば企画台数に依ってはバランスすると思いますが、GRヴィッツは少量しか売れないと思われている為、この様な措置となっていると思います。
乗り味は思ったより硬く、ダンピングがしっかり出ています。
動き出しがスムーズなので硬すぎる印象はありません。好みは分れるかもしれませんが、なかなか良いセッティングが出ています。
段差路はやはり衝撃を少し感じます。
②電動スロットルながら良好なアクセルレスポンス
電動スロットルは一般的に開閉が遅いと言われています。
電気信号を読むと、信号自体は送られている様で、電動スロットルが反応が遅いのは仕組みではなく、燃費の為の設定だと言われています。
ですが、ヴィッツGRは、問題ないレベルまでレスポンスがアップされています。
燃費性能をある程度、捨てたと思われます。
ワイヤースロットル程リニアではありませんが、自分は十分なレスポンスと感じています。この車ならヒールトゥは造作もありません。
オーリスRSが酷過ぎたというのもありますが・・・。
③押し出しの強いデザイン
今までのトヨタでは作って来なかった様な攻撃的なフロントマスクに成っています。
ラジエター開口も横に大きく口を開き、ワイドアンドローを演出しており、迫力のあるフォルムを演出しています。
そして、見た目だけでは無く、しっかり空気抵抗に配慮されてデザインされています。細かな所ですが、フェンダー内の空気圧を下げる工夫なども見られます。
フォグランプの横に空気を通す穴があり、フェンダー内の空気を押し出す様になっています。
トヨタは、空気抵抗を減らすことで、燃費向上と騒音(風切り音)の低下を計っています。
また、現物主義を貫きシミュレーションだけで無く、風洞実験で物で確認を行い開発を行なっています。
フロントマスクは好みがあると思いますが、自分は結構気にっています。
④まとめ
さすがトヨタの車という出来栄えです。
内装のデザインが古めかしかったり、チープだったりはありますが・・・。
ヴィッツGRはBセグメント車でも完成度が高い車になっています。
残念な所は、この車の良さが分かり難い所でしょう。
GRヴィッツは絶対数が少ないので、
他の人と被る事が少ないと言うのはうれしいポイントかもしれません。