スバルR1に乗ってます 

ヴィッツGRスポーツ”GR”を降りて、訳あってスバルR1に乗り換えました。今はスバルR1の2台目ベリーレッドのR1S-AWDとなりました。今後ともよろしくお願いいたします。

サーキットでの夏場の暑さ対策

 

暑さ対策とは言っても、車の話です。

サーキット走行等は特に、オーバーヒートの危険もありますので、クーリングラップを挟む等の対策をしっかり行いたい所です。

熱対策って何をやっていますか?

 

クーリングラップとは?

オーバーヒートはエンジンを壊してしまうリスクが高いので、しっかりクーリングを行って水温を下げる必要があります。そこで、使うのがクーリングラップです。

クーリングラップは、負荷を掛けずにゆっくりコースを走り、ラジエターに風を当てて冷却を行うものです。夏場は水温が上がってきたら減速し、水温をしっかり下げてください。

あっという間に潜在している熱で、見る見る水温が上昇します。

また、直ぐに停車させてしまうのは、ラジエターに風が当たらない為、冷却が遅くなります。

 止まっちゃダメです。

そもそも冷却水って何で出来ている?

冷却水は水分と防錆剤、消泡剤等から出来ています。ご存知の方も多いかと思います。

という事は、基本は水に準じた性能となります。

非常に優れた液体ですが、熱くなったお風呂の水が簡単に冷やせない様に、

温められた水は思ったより温度が下がらないものです。

しかも100℃で沸騰してしまう為、水路が気泡により塞がれてしまい冷却性能が著しく低下します。

水温が平気そうでもエンジンのパワーが落ちてきた場合は、冷却不足の可能性があります。水温上昇は、あとから遅れて来るので、直ぐにクーリングラップに切り替え、ピットに戻る様にしましょう。

 

実は水じゃない冷却液もある

昔サーキットを走っていた時の悩みはやっぱり熱ダレでした。数周でパワーダウンしてしまう状態で一度上がってしまった水温はなかなか下がらない状態でした。

そこで、ショップで勧められたのが、競技車両に使う冷却液でした。

エチレングリコールを配合した全液交換タイプの冷却液です。厳密に言えば水分が含まれていない訳ではありませんが、主成分は2価アルコールだそうです。

この液体は沸点が130℃を超え、100℃を超えても性能を発揮します。また、熱の吸収が水より良く、熱離れが良い為、冷却が促進されます。

水より熱しやすく冷め易い液体なのです。

競技屋さんは殆どの場合、レギュレーションでパーツ交換出来ない為、こういうアイテムで性能を落とさない様に工夫しています。

 

まとめ

この様な冷却液を使っているだけでも、後半のタイム落ちが抑えられます。

また、オーバーヒートにもなり難く、エンジンの保護にも繋がります。

ネックなのは、全液交換の為、冷却水路を一旦綺麗にする手間が必要という事です。不純物が混ざると性能が落ちる為です。

また、良いパーツはコストが高いという事です。

でも使ってみると、体感出来る位、違い過ぎて笑いが出ますよ。