今のところグラブボックスからの異音はありませんが、入れる物が変わったりすると、音が再発するかもしれません。
右側のクッションゴムと閂です。
閂を触ってみるとかちゃかちゃと音がすると思います。
グラブボックスの扉には、機構部があり必要なガタですから止める事は出来ません。
触ろうにも機構部は溶着された最中構造の中にありますので。
閉まっている時は、クッションゴムの反力で閂を閂穴に押し付けて固定しています。
ガタがあっても開方向に押し付けている為、異音は発生しません。
製品精度が悪いと、クッションゴムのテンションが不足して異音がする様になります。
こちらは左側。
異音防止用のフェルトが見えます。
1.5ミリ厚くらいでしょうか。
恐らく、クッションゴムが潰れた時、インパネに当たる部分を保護しているのだと思われます。
最後の写真が、ダンパーになります。グラブドアの開閉速度を減速しています。
この部品も稼働部品ですので異音の原因となり得ます。
個人的にはこの部品の異音は対策が難しいと考えます。ロッド×シリンダーの異音であれば、耐熱のセラミックグリス等を塗れば対策できると思いますが、あまり良策とは思えません。
ボールジョイントの場合はお手上げです。
この場合は、クッションゴムの潰れを適正化して、グラブボックスの動きを止める事でダンパーの動きを止めるという対策になるかと思います。
潰れ量については、ゴムの当たり面に0.1~0.5㎜程度のシール等を貼る事で改善を期待できます。
異音が出る個体だった場合は、是非、お試しを。
そんな個体は殆ど無いですけど。
良く在るのは、実はグラブボックスに入れている物から音が出ている・・・
なんてこともあるので確認してから異音対策してみてください。